みえラジ796 (2022年6月)

2022年6月23日(木) コトリ茶房

熱海市泉の山の中にたたずむコトリ茶房さんに行ってきましたよ♪



扉を開けて入ってみると、それはそれは見事な陶芸作品の数々が…。





お話をうかがったのは佐々木恵美さん。
こちらのコトリ茶房さんは去年の12月22日に開店しました。
ちょうど半年、ゆっくりとその名が浸透していっているところです。





2011年、東日本大震災を契機にして、
佐々木さんは「自分のやりたいことを生活の中心に」と考えるようになりました。
東京都内で趣味でおこなっていた陶芸を本格的に習い始め、
週末ごとに熱海に通うようになったのでした。
そして、陶芸を習っていたこの地で、
「自分の器で、お茶とお菓子を提供する」という夢をかなえたのでした。



お話をうかがった奥には岩戸窯さんの工房がありました。



茶房ということで、いただけるものはお茶が中心。
中でも注目は野草茶です。



5種類がブレンドされていて、一口飲んでみると…
さわやかですっきりとした風味。
「野草」と聞いたのでえぐ味などがあるかと思ったのですが、
本当に透明感のある味わいで驚きました。



パウンドケーキも、クッキーも、生チョコも、オレンジピールも、
全部、佐々木さんの手作り。
もちろん、一番味わってもらいたいのは器ですね。

窓の外には小鳥たちがエサをついばみに来ていて、まさにコトリ茶房。
梅雨の時期にゆっくりと時間を過ごすにはピッタリの場所でした。

コトリ茶房
熱海市泉412-173
090-6549-2399
午前11:00~午後4:00
営業:木・金・土・日
定休:月・火・水

2022年6月22日(水) さくら and あろは

5月2日に開業した湯河原町中央のエステサロン、
さくらandあろはさんに行ってきましたよ♪



サーフサイドという建物の101号室です。



室内の様子はこんな感じ。
ご覧のとおりのプライベート空間です。



お話をうかがったのは佐々木日登美(ささきひとみ)さん。
もともと宿泊施設でのエステの経験があり、相方の秋山さんとお二人で開業しました。

おもなメニューは、アロマボディ(60分/6600円)を中心に、
フェイシャル、ドライヘッドスパ、よもぎ・ハーブ蒸しなど。

特にオススメは、よもぎ蒸しをして汗をかいてからのアロマボディ。
名付けてデトックススリムコース。
この2つを組み合わせることでリンパの流れを促進させ、
老廃物をより出すことができるのだそうです。
しかも、よもぎ蒸し30分+アロマボディ40分で8500円というお手頃価格です。



長引くコロナ禍で体が硬くなったり冷房で汗をかきにくくなったり。
体に不調を来すことが多くなっている昨今、
ちょっとだけ自分へのご褒美、いかがでしょうか?

さくらandあろは
湯河原町中央3-9-19 サーフサイド101
090-8050-1951
090-9921-4700

2022年6月16日(木) セレクトショップたかね

5月1日に開店したばかり、
湯河原町門川のセレクトショップ・たかねさんに行ってきましたよ♪
開店祝いのお花があることからも新店であることがわかりますね。



お店の中の様子はこんな感じ。
5m四方の店内に洋服・バッグ・小物・化粧品などが並びます。



お話をうかがったのは、高根牧子(たかねまきこ)さん。
長年の夢だったセレクトショップをやってみたいと一念発起!
70歳を超えてからの挑戦だったそうですが、迷いはありませんでした。
自分の年代の合う、質が良くてお手頃な商品を選び抜いて販売しています。
毎週、都内の問屋さん7・8軒をまわって試着してから仕入れるそうです。



季節の変わり目である今のオススメは少し羽織れるものや、
何枚あってもうれしいTシャツなど。
ふらっと立ち寄って購入できるようにと、例えば↑のカーキの服は4200円。
これであれば普段使いできます。



さらに、店内を彩る美しいフラワーアレンジメントに注目。
これも仕入れてきたのかな?と思ったら、なんと高根さんの手作り。
高根さんは華道・茶道・着付けなどにも精通していて、
特にフラワーアレンジメントは注文が絶えないんだとか。



あまりの多彩さに驚くばかりです…。



梅雨を楽しく過ごせる傘や、



夏に履きたいサンダル、見ているだけで時間があっというまに過ぎていきます。



開店してまだ1ヶ月半ですが、すごい速度で口コミが広がり、
今では常連さんが次々に訪れるお店になっています。
この日も、ウォーキングついでにお買い物していった方や、
母娘おそろいのスマホケースを購入していった方、
お客さん同士が連絡先を交換する様子も見られました。



早くも、湯河原町のオシャレマダム御用達のお店になっていました。

セレクトショップたかね
湯河原町門川515-1
090-2497-0762
午前10:00~午後5:00
営業:木・金・土・日
定休:月・火・水

2022年6月15日(水) Reclaim Design

真鶴町観光協会のすぐ近くに工房を構えるReclaim Designさんに行ってきましたよ♪



お話をうかがったのは、代表の佐藤陽治(さとうようじ)さん。
いただいた名刺には“鉄家具職人”と記載があります。

佐藤さんがReclaim Designを始めたのは約6年前。
最初は川崎市で起業しました。
真鶴町に移住してきたのは約1年半前のこと。
もともと釣りが好きだったこと、アート散歩に代表されるように作家が多いこと、
そういったことが移住の決め手になったそうです。



リクライムは“開拓”“再び”などをイメージする言葉。
例えば、あまり使われない一枚板の端っこや錆びてしまった鉄などに注目し、
それを活かした家具を製作していきます。



そんな家具作りにおいて、佐藤さんは鉄の専門家。
鉄を切断し、溶接し、塗装する…といった感じです。
この日もこれからテーブルの脚になるパーツがありました。
溶接の黒い跡があるため、これから磨いて色を塗ります。



工房の隅にあったサビサビの鉄板…これも商品に?
これは自然のエイジングを利用した看板になるんだとか!
味があってオシャレな看板になりそうですね。



アーティストが多い真鶴ということで、
「今後、さまざまな人々とコラボしていきたい」と佐藤さんは語ります。
たしかに、一枚板はもちろん石材などの家具があってもおもしろいかも!
アート散歩やなぶら市などにも積極的に参加していきたいとおっしゃっていましたので、
見かけたときには鉄家具の奥深さに触れてみてくださいね。

Reclaim Design
真鶴町真鶴1947 (工房)

2022年6月9日(木) 流甘味むろさだ

3月27日、湯河原惣湯の斜め向かいに開業した、
流甘味むろさださんに行ってきましたよ♪



入口のショーケースには商品のサンプルが並んでいます。



お店の外にも席がありました。



店内の様子はこんな感じ。
カウンター席が20、テーブル席が4人×3台。
そしてなぜかカウンターには川が流れています…。



お話をうかがったのは室伏美樹さん。
このリバーカウンターに出会ったのは幼少の頃、埼玉・大宮にて。
それがずっと忘れられず、甘味処を開業するにあたりコレを導入しました。
現在は静岡・沼津にのみあるということで、わざわざ勉強に行ったそうです。



では、オススメのクリームあんみつを注文します。
しばらくすると…!!



流れてきました!
しかもお茶も(笑)。



うまくバランスを取ってちゃんと僕のところまで来てくれました。
具だくさんのクリームあんみつ、心なしかよりおいしく感じます。



大人も子供もみんな夢中になる流甘味むろさださん。
食とエンターテインメントで温泉場を盛り上げます!

流甘味むろさだ
湯河原町宮上469
0465-62-2016
午前10:00~午後5:00(L.O.)
水曜・第2・4火曜定休

2022年6月8日(水) 田園

熱海市渚町の路地にたたずむ老舗喫茶店・田園さんに行ってきましたよ♪





店内の様子はこんな感じ。
“あのころ”の熱海に時空移動したような感覚になります。
扉の鈴の音、茶色を基調とした内装、フカフカのソファ、どれもが懐かしいです。



お話をうかがったのは岡本博海(おかもとひろみ)さん。
田園の二代目にあたります。

この店が誕生したのは1959年(昭和34年)。
高校・大学時代の岡本さんが皿洗いなどをやっていたときは高度経済成長期。
早朝から深夜まで営業するほどの忙しさだったんだとか。
旅館の宴会の二次会で使用されることもしばしばだったそうです。



そんな時代も今は昔。
店内の池に鯉がゆったり泳ぐ、そんな落ち着いた雰囲気です。



長い歴史を物語るものとして欠かせないのがこちらの石膏像。
熱海在住だった彫刻家・舘野弘青(たてのこうせい)の作品で、
舘野はあの「寛一お宮像」を作った人物としてあまりにも有名です。



喫茶店ということで、今日のお昼ご飯はナポリタンをいただきました。
ケチャップが香る昔ながらの味。



数十年通い続ける常連さんが新聞を読む横で、
SNSで知ったという若い女性が初めて来店する。
歴史や文化はこうして紡がれていくのだと感じました。
まさに、熱海の過去と未来をつなぐ奇跡のような場所です。

田園
熱海市渚町12-5
0557-81-5452
午前9:00~午後8:30頃 (木曜定休)

2022年6月2日(木) 伊豆山の現場から

6月3日(金)で熱海市伊豆山土砂災害発生から11ヶ月、シリーズ「伊豆山の現場から」です。
今回は、仲道地区に移転した熱海市復興ボランティアセンターのサテライトに行ってきました。
こちらは現場のすぐ隣、立入禁止区域に隣接しています。元JAの建物です。



建物を回り込むように坂を上ると2Fにあたる部分に入口があります。
今日は海の方は快晴。とても良い景色でした。



お話をうかがったのは、高橋茂樹サテライトセンター長。
二度目のご出演となります。



まずはこちらの建物のお話から。
この建物は、ボランティアのみなさんの集合場所となっています。
以前同様、さまざまな道具類なども管理されています。



発災から11ヶ月たった今でもボランティアのニーズはあるそうです。
家財や家電製品など、時間の経過とともに傷んでしまうものもあるため、
そういったものの処分の依頼が来るそうです。



前回と大きく変わった部分として、この建物を“居場所”として使う試みも始まっています。
ホワイトボードを見ると、今は名前を決めている最中のようです。
特別何かをしなくても、ただそこにいるだけで良い場所…。

現場の報道は少なくなっていますが、まだまだ終わっていません。
高橋センター長もそのことをおっしゃっていました。
近隣に住む私たちもそれを肝の銘じて日々生活していきたいと思いました。

熱海市復興ボランティアセンター
熱海市伊豆山463-9

2022年6月1日(水) 海のアクセサリー MIYABI

ATAMI BAY RESORT KORAKUEN内、新館AQUA SQUARE 2Fにある、
海のアクセサリーMIYABIさんに行ってきましたよ♪





店内の様子はこんな感じ。
10m×2mくらいの店内にはさまざまなアクセサリーが並んでいます。





お話をうかがったのは、代表の中島雅子さん。
今から約25前、自然の貝の美しさに魅了され、アクセサリー制作を始めました。
2019年にこの建物が開業するのと同時にこちらに店舗を持ったということです。

一番のオススメはこちらのイヤリング・ピアスなど。
ほとんどが中島さんたちの手作りで、
自然素材ですのでよく見るとどれも表情が違うことに気づきます。



こちらは茅ケ崎の作家さんが作った貝のランプ。
幻想的で温かみのあるデザインです。



こちらの腕時計にも貝。



こちらのお皿も貝。



100万円近くする高級ジュエリーがある一方で、こちらの貝殻は100円台から。



老若男女問わず楽しめるお店になっています。



天然貝や天然石の素晴らしさを、
海と大地をモチーフにしたアクセサリーを使って表現したいと語る中島さん。

これからの季節にピッタリの逸品に必ず出会えますので、ぜひお出かけください。
入館料などもかかりませんよ。

海のアクセサリー MIYABI
熱海市和田浜南町10-1
ATAMI BAY RESORT KORAKUEN AQUA SQUARE 2F
090-7678-3863
午前9:30~午後5:00 (無休)