みえラジ796 (2022年11月)

2022年11月30日(水) TAKE-O

ちまたで噂の総菜のお店、TAKE-Oさんに行ってきましたよ♪
住所は真鶴町真鶴422、駅から半島に向かい最初のY字路のところです。
11時に到着した時点で8人が並んでいてビックリしてしまいました。



こちらはご夫婦で経営している洋風総菜のお店。
ご主人はまだ会社員…ということはプレオープンの状態!?
SNSでの告知などもしていないにも関わらず、噂が噂を呼び、すでに人気店となっています。
ちなみに、本オープンは年明けを予定していて、お弁当なども考えているそうです。



●しっとり鶏の赤キャベツヴィネグレットと柑橘のソース(300円)
●ローストポーク トマトソーストバルサミコ(500円)
●白菜のムースの小さなサラダ アメリケーヌソース(300円)
こちらを購入してお皿に並べてみました!

ご主人が宿泊施設で調理の研鑽を積んできただけあって、
どれも本格的で味わい深いのが印象的でした。

プレオープンということはまだまだこれは序の口。
TAKE-Oさんの今後に期待です!
12月、前を通ってもしオープンしていたら本当にラッキーですよ♪

TAKE-O
真鶴町真鶴422
※営業日などは未定

2022年11月24日(木) 珈琲しょっぷ たむら

熱海市清水町、初川沿いで45年続く老舗・珈琲しょっぷ たむらさんに行ってきましたよ♪
この赤いひさし、この通りの象徴的な存在です。



青空に看板の茶色と黄色が映えます。



店内の様子はこんな感じ。
4人掛けのテーブルが4つ、カウンターは5席。
写真のイスは開店当時から使い続けているものだそうです。



お話をうかがったのは、田村節子さん。
珈琲しょっぷ たむらさんは1976年(昭和51)年の創業です。

ご主人の故・田村耕一さんは、もともと静観荘のクラブのマネージャーでした。
子供との時間を作りたいとの思いで、昼の仕事である喫茶店を始めます。

当時は目の回る忙しさだったそう。
その後、耕一さんが58歳の若さで他界し、そのあとは節子さんが店を守ってきました。



自慢の息子さん。長男は歌舞伎役者に、次男は鮮魚卸業に。
今は次男の支援を受けつつ、地域の方々に支えられているといいます。
この日も、老紳士が静かにトーストを召し上がり、
カウンターの横では常連さんが中継に付き合ってくださいました。



帝国ホテルに負けない(?)と言われる玉子サンドとブレンド珈琲。
初川の静かなせせらぎを聞きながら、贅沢な時間を過ごしました。



珈琲しょっぷ たむら
熱海市清水町4-7
0557-83-3903
午前10:00~午後3:00(水曜定休)

2022年11月23日(祝水) Toy Bricks & Books

湯河原・真鶴アート散歩をめぐる旅。
今日みたいな雨の日にピッタリの場所、22番のToy Bricks & Booksさんに行ってきましたよ。
担当の香川亘(かがわわたる)さんに案内してもらいました。

Toy Bricks & Booksさんはコロナ禍に開業したゲストハウス。
コロナ禍であることを鑑みて、大勢の宿泊客を招くのではなく、
一組一組丁寧に接して今まで経営してきたといいます。

2Fには香川さんが大好きだと語るブロックおもちゃがたくさん。



↓香川亘作「織田信長」。うまい。



この日も朝から近所の子供たちが遊びに来ていて、にぎやかな声が響いていました。



ゲストハウスですからね。
もちろん、ちゃんとお部屋があります。



1Fに降りてきました。
実はこの物件、なんと水彩画の巨匠・三宅克己の家だったんだとか!!



こちらの旅行カバン、よく見ると三宅克己の名札が貼ってあります。
タンスなどもそのまま使っているそうです。



数えきれないほどの本・本・本…。



そして、もうひとつのメインが飛び出す絵本。
こちらはお母さまの恵美子さんが担当しています。

恵美子さんはもともと絵を描くことが大好き。
好きが高じて飛び出す絵本を自作するようになりました。



それにしても飛び出しすぎ…。
すべてが手作りのため、世界に一冊ずつしかありません。
ただ飛び出すだけではなく、糸で細工されているものやクルクルまわるものなどなど、
ページをめくるのが楽しくなる絵本が展示されています。



さらには、小さな小さな豆本も。



Toy Bricks & Booksさんは初めてのアート散歩参加。
「これまでに100人以上が来てくれて、新しい知り合いがたくさんできて良かったです」
と話してくれました。

今後の活動にも注目していきたいと思います。

Toy Bricks & Books
真鶴町真鶴485-6

2022年11月17日(木) Suto Dragon

湯河原・真鶴アート散歩を巡る旅。
今回は、42.Suto Dragonさんに行ってきましたよ♪
アート散歩は3回目の参加となります。

場所は湯河原町吉浜の山の方。
今日は天気が良くて最高の日和でした。



テーマは「森の仲間たち2022~チェーンソーアート~」です。



お話をうかがったのは、須藤慎(すとうしん)さん。
子供の頃から図工が好きで、自宅のガレージや展望台を自作してしまうような性格とのこと。
今から8年前、山北町でチェーンソーアートに出会い、その教室にすぐ参加しました。
3年にわたって勉強し、腕を磨いてきたといいます。

今回の見どころはこちらのカマキリとクワガタ。
体長約1m、これをチェーンソーで作っているというから驚きです。





両方とも躍動感がスゴイ!その躍動感を支えているのが羽です。
細かい隙間もチェーンソーで削るそうで、腕力と集中力の観点からも、
1日の作業は1~2時間程度が限界なんだとか。

また、羽の“葉脈”にあたる部分が少ないほどパーツに負担がかかるため、
折れてしまわないギリギリを狙います。
「あっ…」となったらそこで試合終了ですからね。
バーナーで焼き目をつけることで陰影と立体感も演出しています。

写真よりもホンモノの方が数百倍スゴイ!
ぜひ見に行ってみてください!

Suto Dragon
湯河原町吉浜2013-90
午後1:00~午後5:00(木・金・土・20日・23日開催)
090-9851-1918

2022年11月16日(水) 宝亭



熱海が誇る老舗洋食店・宝亭さんに行ってきましたよ♪

 
店内の様子はこんな感じ。
新型コロナウィルス感染症の影響で、以前と比べて席が間引かれています。
それでも、広々とした店内に4人席が7つ。
茶色いイスとレトロな内装は変わらぬままです。
 
お話をうかがったのは、二代目の長島一俊(ながしまかずとし)さん。
11時の開店と同時に席が埋まり始める中、いろいろなことを教えてくれました。
 
まず、宝亭さんが開業したのは1947年(昭和22年)。
つまり、今年でなんと創業75年!
開業当時の写真には昔懐かしいペナントがたなびき、
アカオも後楽園もない熱海の風景が広がっていました。
 
創業時から変わらぬ人気を誇るのがカレーライス。
当時は飲食店やカレーそのものが珍しい時代だったんだとか。
レシピがまったく変わっていない…というお話になると思いきや、
少しずつ少しずつ変えているのだそう。
 
やはり、時代によって人々の趣向は変わりますし、変わらないままだと、
それはゆっくり衰退していくことを意味するそうです。うーん…深い。


 
今の一番人気はやっぱりカツカレー。
カレーのとろみはカツからこぼれ落ちない絶妙な感じになっています。
では、早速いただきましょう!
 
カレーはスパイスを感じつつもそれほど辛くないため、
これなら子供から大人までみんなが楽しむことができます。
カツは甘くて柔らかくて…確かに、カレーとの相性は◎です。

おまけの別角度。

 
コロナ禍や物価高など、大変なことばかりですが、
それでも、地域の方や観光の方のために今日も頑張る宝亭。
 
まさに、熱海のソウルフードです。

宝亭
熱海市銀座町5-10
0557-82-3111
午前11:00~午後5:00(木曜定休)

2022年11月10日(木) 株式会社リバティアライズ

熱海市銀座町のコワーキングスペースを本拠地とする、
株式会社リバティアライズさんに行ってきましたよ♪

代表取締役の豊田翔征(とよだたかゆき)さんと、
社員の八木さん(左)と薄田さん(右)が出迎えてくれました。



株式会社リバティアライズさんが誕生したのは1年前。
伊豆山出身の豊田さんが創業しました。
おもな業務はWebのデザインやソフトウェア開発などです。

豊田さんはデザインの専門家である一方で、海外でのボランティア経験が豊富。
「世界で」「世界と」働く日常がもっとあってもいいのではないかと考えたそうです。

現在、社員は4人。
ひとりはマケドニアで働いていて、もうひとりはベトナムの人で宮城県にいるそう。
なんという会社…。

専門家集団なのかと思ったら、なんとリバティアライズさんは未経験者OK。
デザインやWebの知識、英語なども支援してくれるんだとか。
入社からまもない八木さん・薄田さんがすっかり戦力になっていることからもそれがわかります。

熱海から海外へ、海外から熱海へ。
働く場所は、世界。
熱海にこんな会社があったとは…驚きの連続でした。

2022年11月9日(水) AIKO no KITCHEN

湯河原・真鶴アート散歩を巡る旅。
今回は31.AIKO no KITCHENさんに行ってきましたよ♪
湯河原町福浦の住宅街です。



扉を開けて入ると、さまざまな手づくりカードが出迎えてくれます。



AIKO no KITCHENさんは土日限定の予約制レストラン。
アート散歩期間中は特別メニューを出しつつ、オープンしています。



お話をうかがったのは、アート書家の愛子さん。
愛子さんは2013年頃から本格的に書の世界で活動を始めます。
その前に体調を崩したこともあって、自分の心のおもむくまま、
形や花、文字などを書き始めました。

書の先生として活躍していたある日、生徒さんからアート散歩のことを聞き、
参加してみることにしたのでした。今回が2回目の参加です。
今回は美しい紫の袴でご出演いただきました。




三ツ石→六方の滝→九頭龍神社→富士山が一直線に並ぶことを描いています。
なんと、その直線上にAIKO no KITCHENさんもあるんだとか。
縁起が良く、同時に力強さを感じられます。


篠笛の演奏とともにしたためた書。
書のパフォーマンスは初めてだったそうですが、一気に書き上げたそうです。
こちらは出会いへの感謝などが優しく綴られています。



ほかにも、



ほかにも、ほかにも、



ほかにも、ほかにも、ほかにも、
さまざまな書体、大きさ、種類があります。



愛子さんのオススメはテラスでケーキセットをいただくこと。
たしかに、今日みたいな日は最高です!





愛子さんのステキな作品に心が満たされ、
AIKO no KITCHENさんのケーキセットでおなかも満たされ、
とても有意義な小春日和の一日でした。

31.AIKO no KITCHEN
湯河原町福浦147

2022年11月3日(木) yuha lab

今年も始まりました!11月といえば、湯河原・真鶴アート散歩めぐり。
今回は、No.24 yuha labさんに行ってきましたよ♪
真鶴町観光協会のすぐ隣です。





お話をうかがったのは、林由美さん。
「ユ」ミ「ハ」ヤシの頭文字を取ってユハラボ。

林さんは服飾系の学校を卒業したあと、アパレル業界を経てイタリアやカナダへ。
地球環境やライフスタイルをより良く循環させる仕組みやデザインに興味を持っていきます。
現在は、眠っている洋服や着物をリメイクさせるプロジェクトを中心に活動しています。

例えば、店内でひときわ目を引く青いエプロン。
なんと、こちらは袖の取れる割烹着なんだとか。
こんなオシャレな割烹着は見たことありません。
都内のシェフと相談しながら作り上げた一着です。
金具を外せば、そのまま海に還すこともできるんだとか!





例えば、さまざまなアクセサリー。
↓はウェットスーツの切れ端で作られています。
とてもカラフルで、当然のことながら海に似合います。





こちらのコサージュは、ワークショップにて実際に作ることも可能です。
端切れ・ビーズ・金具などをアレンジして作ります。





クッキーや胡椒、塩などこだわりの逸品もそろいます。





昔、おじいさまとよく釣りに来ていたという真鶴に移住して半年、
早くも地域に溶け込んでいる様子で、次々に知り合いが遊びに来ていました。
こんなにステキな方が真鶴を選んでくれたこともうれしいですし、今後の活躍にも期待したいです!

yuha lab
真鶴町真鶴719-6

2022年11月2日(水) 将棋cafe 源

湯河原町宮下に新装開店した将棋cafe 源さんに行ってきましたよ♪
ここは確か、内藤靴店さんだったような…。



お話をうかがったのは内藤和明さん。やっぱり内藤さん。
将棋cafe 源さんが開店したのは10月22日(土)。
ということで、店内はたくさんのお花がありました。





内藤さんは、半世紀以上続けてきた靴店を閉めました。
やはり、新型コロナウイルス感染症の影響が大きかったといいます。
「ココがシャッターになってしまっては申し訳ない」
「湯河原町や明店街のために何かしたい」
そう考えた内藤さんは、なんと!一念発起して将棋カフェを始めることに。
もともと将棋が好きだったから…それはそうとすごい行動力です。



将棋盤9つを新調し、広々と対局できるスペースを作り上げました。
将棋を指す人は入店時に1000円支払います。
そうすると、一日遊び放題。
しかも、飲み物が1杯ついてきます。



将棋を指さない人も、1杯200円で飲み物を購入することができます。
やっぱり、一日おしゃべりし放題。



ということで、ココだけの話、将棋が意外と強いジュン×2も対局しました!
(↓将棋がわかる人向け)
後手の僕が「一手損角換わり」を仕掛けて、内藤さんが「横歩取り」で応酬するという、
なんとも散らかった内容でしたが、今回は僕に花を持たせていただきました。



「70歳を過ぎても、将棋の勉強がおもしろい、大会などもやりたい」
笑顔で展望を語る内藤さんは、やはり湯河原町・明店街になくてはならない人でした。

将棋cafe 源
湯河原町宮下29
0465-62-2256
午前10:00~午後5:00